相部屋OKのスキーツアーのメリットとデメリット

スキー場7

スキーツアーに行くとき、旅館やホテルに宿泊をする場合も多いです。その時、相部屋を選択することが可能なツアーがあります。そこで、相部屋OKのスキーツアーを体験した私が、そのメリット3つとデメリット2つを体験談を交えながら解説します。

スキーツアーに行くことを検討している人や相部屋の雰囲気を知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

スキーツアーの費用を安く抑えることができる

私は、ウィンタースポーツが大好きで毎年のようにスキーに行っています。極度の方向音痴で時間管理が苦手なことから、フリーの旅行ではなくいつも旅行会社のスキーツアーを利用しています。ですが、一緒に行ける家族や友人がいる時はいいのですが、いつも都合が会う時ばかりとは限りません。

一人でツアーに参加しなければいけないこともあります。そのような時は、追加料金を支払って1人部屋に変更してもらっていました。ですが、ある年はどうしても予算が足りなかったため、思い切って相部屋OKのプランに申し込みをしてみました。

相部屋OKのプランを選ぶと、1人部屋の追加料金を支払っていた時にくらべてかなり安い費用で宿泊することができました。宿泊費を抑えることができたため、少し豪華な食事を楽しめ、お土産にお金をかけることができました。

また、浮いた予算で新しいウェアを購入することもできました。宿泊費用を安く抑えることができる点は、相部屋を選ぶ大きなメリットと感じました。

スキー上級者と出会えばスキーを教えてもらえる

初めての相部屋利用では、かなり緊張していましたが、相部屋になったのは、みんな一人で来ている人ばかりだったので、疎外感はありませんでした。これが、グループの中に自分一人だと、少し居心地が悪かったかもしれません。

ですが、そのあたりは旅行会社のほうも気を利かせてくれるようです。年齢はバラバラでしたが、一人でも行きたいくらいウィンタースポーツが好きな人ばかりだったので、比較的すぐに打ち解けることができました。私は、スキーが好きですが、実はそれほどうまいというわけではありません。

誰かに教えてもらったことはなく独学で滑っていたためある程度のレベルからどうしてもうまくなりませんでした。ところが、相部屋になった人に普段はスキーのインストラクターをやっている人がおり、仲良くなったよしみで簡単にレッスンをしてもらえることになりました。

完全オフで遊びに来ていたそうですが、スキー上級者と偶然居合わせたことはとてもラッキーだったと思います。実際に、ツアー中に数回スキーを教えてもらえました。もちろん本格的なレッスンではありませんが、ちょっとしたコツや、一人でもできる練習方法、穴場のスキー場情報など簡単には手に入らない情報が手に入ったことは良かったです。

夜も暇にならずに過ごすことができる

スキーツアーに1人で行く時は、昼間はツアー客とワイワイして楽しいのですが、夜になると寂しくなるということがありました。もともと、実家で家族と騒がしく暮らしている私にとって、一人で部屋に泊まるというのは、不安や恐怖があります。

ツアーは大体4泊程度で行くことが多かったので、その4泊の間で寝不足になってしまうこともよくありました。体は疲れているのに、1人で寝ることができずに目が冴えてしまうのです。また、相部屋でスキーツアーに行ったときは、夕食後も部屋でカードゲームやトランプをして過ごすことが多かったです。

まるで修学旅行のようでとても楽しく過ごすことができました。ある時には、若い女の子がツアー客の一人に恋をして恋の話を聞きながらみんなで協力をするということもありました。メンバーによっては、部屋で仲良く遊ぶということがない場合もありましたが、それでも部屋に誰かいるというのはとても心強いものです。

夜を通して親しくなった人の中には、ツアーが終わった後も連絡を取り合うくらい仲良くなった人もいます。

冬に明日の予定が空いてしまった場合はスキーツアーに参加してみるのはどうですか?

気が合わない人と相部屋になれば気まずい

相部屋の大きなデメリットとして、気の合わない人と同じ部屋になる可能性があげられます。気が合わない人との相部屋は私にも経験があります。もしかしたらその人は相部屋を希望していなかったのかもしれません。どういった経緯で相部屋に入ることになったのかわかりませんが、初めから不愛想でイライラした様子でした。

私や他のメンバーが自己紹介をしたり声をかけたりしてもほとんど言葉を発さず無視をするので部屋の空気がとても重たかったです。また、誰かが大きな声で話している時や、家族や恋人に電話をしている時もあからさまにムッとした表情をしていました。

表情に出すだけでなく時には「うるさいんですけど。」とはっきり言うこともありました。その時のツアーは、最初から最後までピリピリしていて心から楽しめない残念な結果になってしまいました。一方で、明るすぎる人と同じ部屋だったときも大変でした。

一人で考え事をしたい時などにもお構いなしに話しかけてくるため、辟易してしまいました。また、私は夕食などは自由に自分のペースで取りたかったのですが、その人は相部屋の人といつも一緒に行動をしたいと考えているようで、いつも付きまとわれている感覚がありました。

このように、相部屋になる人の中には自分のペースを乱す人がいる可能性があります。

盗難などのトラブルが発生しやすい

相部屋の中で盗難騒ぎが起こった時は最悪です。ほとんどの人が初対面なので、部屋の人すべてが疑わしく見えてしまいますし、自分自身も周りから疑われることになります。特に多いのは財布の中身を抜き取られることです。

財布自体を盗むわけではないのでなかなか気が付きにくく、時間がだいぶたってから財布の中身が減っていることに気が付くというパターンもあります。盗難があってもほとんどの場合は保障がないので、自分の貴重品は自分でしっかりと管理することが大切になります。

私は、相部屋でスキーツアーに行くときは、普段使っている財布ではなく、ポーチのようなものに最低限必要なお金だけを入れて持っていくようにしています。万一のことを考えてクレジットカード類も持っていかないようにしています。

また、最近はスマホの情報を盗まれてしまうこともあるようです。スマホには個人情報がたくさん詰まっています。相部屋で、メンバーと仲良くなるとつい気を許してスマホをその辺に置いたまま部屋を出てしまうことがあります。

そのような隙に個人情報をとられてしまったら大変です。自分だけでなく、登録してある他の家族や友人にも被害が及んでしまう可能性があります。